前アーセナル監督で現在フリーのアーセン・ベンゲル氏(69)は、J1ヴィッセル神戸からオファーを受けていると、25日付の英紙サン電子版が報じた。

2017-18年シーズンまでの22年間、アーセナルを指揮したベンゲル氏は、神戸から2年半の契約を提示され、325万ポンド(約4億6700万円)の巨額年俸のオファーを受けたと伝えた。アーセナルの前にはJ1名古屋グランパスの監督を務めて天皇杯を制覇した同氏は「私は、ふたたびサッカーへ戻るよ。だが、監督として復帰するか、別の役割として戻るのかを決めなければならない」と、サッカー界への復帰を明言していている。

昨季にMFイニエスタを獲得した神戸は今季、FWビジャとMFサンペールのバルセロナ出身選手を獲得してリージョ監督の下、バルセロナと同じ「パスでゲームを作る」サッカーを進めてきたが失敗した。現在は吉田監督が指揮しているが、クラブワーストの7連敗。不振から脱却できないでいる。次の一手としてバルセロナと同じ「パス・サッカー」を信条とするベンゲル氏に白羽の矢が立ったという。

同紙電子版は「魅力的な日本復帰」と伝えている。