スペインサッカー連盟会長のルイス・ルビアレス氏が19日に記者会見を開き、ルイスエンリケ氏の監督復帰を発表した。スペイン紙アスが同日報じた。

ルイスエンリケ氏は今年6月、家族の事情(9歳の愛娘が闘病後、骨肉腫により死去)によりスペイン代表監督を辞任。後を引き継いだアシスタントコーチのロベルト・モレーノ氏は来夏の欧州選手権予選を首位通過し、見事本戦出場の切符を手にしていた。

当初、ルイスエンリケ氏が契約を結んでいた期間は欧州選手権までだったが、新たに22年のカタールワールドカップ(W杯)まで契約が延長されることになった。

ルビアレス会長は、監督を引き継いでいたモレーノ氏のアシスタントコーチ復帰などの処遇については保留。ルイスエンリケ氏に決定権をゆだねた。

ルイスエンリケ氏とモレーノ氏のどちらが来夏の欧州選手権で指揮を執るべきかと、アスがアンケートを行ったところ、ルイスエンリケ氏の支持率が33・99%だったのに対し、モレーノ氏は66・01%と大幅に上回った。(回答数は約71000人)(高橋智行通信員)