国際サッカー連盟(FIFA)は27日、FIFAフットボール関係者委員会の承認により、22歳以上の選手の海外への期限付き移籍に制限を設けることを発表したと27日付英スカイスポーツ電子版が報じた。

提案された人数は、同委員会とFIFA評議会の承認を得ることを条件としているが、来季から海外へのレンタル移籍と海外からのレンタル移籍の合計を8人とし、2022-2023シーズンから、その人数を合計6人までに減らすという。

新しいルールは、期限付き移籍が若手育成の目的で使用されることを意図している。加盟協会は国際レベルで確立された方針に従い、今回のルールを実施するために3年間という期間が設けられる。チェルシーは現在28人の選手をレンタル移籍させている。

また国内の試合を海外で行うことも禁止される予定だ。スペインのラ・リーガは「選ばれた国内の試合を海外で行うことは長期的な戦略だが、国内の試合は、その協会のテリトリー内で行われるべきだというFIFA評議会が提案した方針をフットボール関係者委員会が承認した」とコメント。

また同委員会は、選手らが過去に所属したアカデミーを支援するために、発生した移籍金の1%を徴収して過去の所属先アカデミーに還元する基金を設立することを提案した。(A・アウグスティニャク通信員)