ビリャレアルは26日、アウェーで行われる欧州リーグ・1次リーグ第4節でマカビ・テルアビブ(イスラエル)と対戦する。スペイン紙は試合当日の紙面で日本代表MF久保建英(19)について、欧州リーグに4戦連続で先発出場すると予想した。

スペイン紙マルカはこの試合で、「クボにとって最高の安らぎ」と見出しを付け、「タケ・クボは欧州リーグでいつものようにスタメン復帰し、エメリ監督はリーグ戦のレギュラーメンバーに休息を与える予定だ。そして日曜日に欧州大会の出場権を争う直接のライバルであるRソシエダードとの重要な一戦を控えた1週間の中での試合となるとなおさらだ」と伝えている。

そして、「クボは現時点で十分なチャンスを得られていないが、ビリャレアルが好スタートを切っている中、多くの選手たちがハイレベルなパフォーマンスを見せているため、レギュラーの座が非常に高価なものになっているのも事実である」とポジション争いが非常に厳しいことを強調した。

さらに同紙は電子版で、「マルカが数週間前から伝えているように、クボはすでにレアル・マドリードに不満を漏らしており、冬の移籍市場での退団の可能性も捨て切れない」と久保がビリャレアルでの現在の状況に満足していないことを報じていた。

マカビ・テルアビブ戦に向けた先発メンバーについては、エメリ監督が先週末のレアル・マドリード戦から、ペドラサ、バッカ以外の9選手を入れ替える大幅なローテーションを実施すると予想している。

システムはいつも通りの4-3-3で、公式戦3試合ぶりに先発復帰する久保のポジションは得意の右ウイング。GKはルジ、DFはルベン・ペーニャ、フォイス、フネス・モリ、ペドラサ、MFはバエナ、コクラン、ジャウメ・コスタ、FWは久保、バッカ、チュクウェゼとなっている。一方、アルベルト・モレノ、パコ・アルカセル、モイ・ゴメスの3選手が負傷欠場する予定である。

ビリャレアルは現在、欧州リーグ・1次リーグI組で3連勝して勝ち点9を獲得し首位をキープ。2位マカビ・テルアビブは勝ち点6、シワススポル(トルコ)が勝ち点3で3位、カラバフ(アゼルバイジャン)が勝ち点0で最下位となっており、1次リーグ突破が間近に迫っている。(高橋智行通信員)