ビリャレアルが16日、国王杯で3部レイオアとアウェーで対戦し6-0で圧勝した。途中出場の日本代表MF久保建英(19)について、スペイン各紙の評価は低かった。

エメリ監督はレイオア戦に向け、13日に行われたリーグ第13節ベティス戦から9選手を入れ替える大幅なローテーションを実施。ベティス戦で10月25日以来となる、今季2回目の先発出場を果たした久保は、レイオア戦はベンチスタートだった。

チームが4点リードする中、後半24分にピッチに入り、4-3-3の右ウイングでプレーしたものの得点に絡めなかった久保に対し、ビリャレアルの地元紙エル・ペリオディコ・メディテラネオは辛口。「より大きな期待が寄せられている」とパフォーマンスが物足りなかったことを指摘し、チーム最低の6点(最高10点)をつけた。

その他、ペドラサ、フェル・ニーニョの2選手がチームトップの9点。ルジ、マリオ・ガスパール、フネス・モリ、シャクラ、ジャウメ・コスタ、バエナ、ジェレミ、ラバ、トリゲロス、パレホの10選手が8点、フォイス、カルロ、ミランが7点だった。

スペイン紙アスの久保評価は1点(最高3点)。チームトップはジェレミ、フェル・ニーニョの2選手で3点、シャクラ、ペドラサ、フォイス、ジャウメ・コスタ、バエナの5選手が2点。それ以外の8選手は久保と同じ1点となっている。

ビリャレアルはこの後、4試合引き分けが続きながらも、13試合5勝7分け1敗で勝ち点22を獲得し、暫定4位を維持するリーグ戦で、19日にオサスナとアウェーで対戦する。(高橋智行通信員)