19日にオーストリアで行われたカタール-ニュージーランドの国際親善試合で、ニュージーランドの選手がカタールの選手から人種差別的発言を受けたとして試合が途中で中止になった件について、カタールのFWユスフ・アブドゥリサグ(23=アルワクラ)が声明を発表した。
ニュージーランドのDFボクソールから「差別的発言をされた」と犯人扱いされたアブドゥリサグは声明の中で「昨夜の試合中、僕は人種差別のターゲットになっていた」と、自分こそが被害者だと主張した。
そして「(自分に差別的発言をしてきた)その選手が、僕がそういう言葉を吐いたと証言し、試合が中止になるなんて本当にショックだ。サッカー選手として世界中を旅し、差別を受けたこともあるが、被害者なのに犯人として告発されたのは初めてだ」と憤った。
アブドゥリサグは「試合中は熱くなっているから、言葉の応酬はある。だが絶対に超えてはならない一線はある。個人的な経験から、そういうひどい言葉が人々やその家族にどれほどの衝撃を与えるかは知っている。そんな自分がそういう言葉の使用を疑われるなんてバカげている」とあらためて、そのような発言について否定した。
同FWは「サッカーにおける人種差別は大問題で、矮小(わいしょう)化したり、軽視してはいけない。そして自分が受けたような誤った告発は、人種差別との戦いにとってマイナスでしかない」と強調した。

