パリ五輪出場最後の1枠を懸けた大陸間プレーオフはアフリカ4位のギニアが、アジア4位のインドネシアとの対決を制した。1-0で勝利し、68年メキシコ五輪以来となる56年ぶり2度目の五輪出場を決めた。

序盤から互いに惜しい場面を作った試合は、前半28分に動く。ギニアが高速カウンターからインドネシアゴールに迫ると、FWアルガシメ・バーが倒されてPKを獲得。これを同29分にMFイライクス・モリバが決めて先制した。

ギニアはその後も直接FKから惜しいシュートを放ち、同アディショナルタイムにはGKと1対1の決定機も作ったが、追加点は奪えず前半を終えた。

後半に入ってもゴールチャンスを作ったのはギニア。同9分には相手GKが飛び出したゴールにシュートを放つ。これはインドネシアDFにゴールライン上で懸命にクリアされて加点とはならなかったが、同28分にはドリブルで持ち込んだバーがペナルティーエリア内で倒されて再びPKを得た。

PK判定に納得できないインドネシアのシン・テヨン監督が主審に抗議。10秒足らずの間に2度のイエローカードを提示され、退場処分となった。

騒然とした雰囲気の中でのPKは、バーがゴール左下を狙うも、ポストに当たった。インドネシアは五輪出場に希望をつないだが、最後まで得点を決めることはできず、タイムアップを迎えた。

パリ五輪に出場する16カ国目に決まったギニアは、フランス、米国、ニュージーランドと同じA組に入り、初戦はニュージーランドと戦う。