カタール代表MFアッシム・マディボ(29=アルワクラ)に5試合の出場停止処分が下された。18日のワールドカップ(W杯)1次リーグ・カナダ戦で相手MFイスマエル・コネ(24=サッスオロ)に背後からタックルを仕掛け、足を骨折させてしまったため。

米ヤフーなどによると、プレー直後に即座に反省の態度を見せたマディボだったが、すぐさまレッドカードが提示された。そして24日、国際サッカー連盟(FIFA)の規律委員会は著しく不正なプレー(シリアス・ファウル・プレー)に対する出場停止処分5試合を科した。この決定に対して上訴することは可能だ。

カナダ代表のジェシー・マーシュ監督は、相手選手に大けがを負わせ、明らかに動揺していたマディボが、試合後にカナダ代表のロッカールームへ赴き、コネに謝罪したことを明かした。両選手が抱き合っている写真も撮影されているという。

前戦で退場処分となったマディボは24日のボスニア・ヘルツェゴビナ戦は自動的に出場停止。カタールは今大会で決勝トーナメントに進出できなかったため、マディボの5試合の出場停止処分はすべて大会終了後へ持ち越しとなる。

この出来事は、18日にカナダが6-0でカタールに勝利した試合の後半に発生した。その痛ましい光景は、共同開催国であるカナダにとってのW杯初勝利に水を差すものとなった。

サッスオロに所属する24歳のMFであるコネは無事に手術を終えており、AP通信によれば、左足の脛骨と腓骨の骨折が修復されたという。コネは24日にカナダ対スイスが行われたバンクーバー・BCプレイスのピッチへ車椅子で登場。ファンからスタンディングオベーションが送られた。

マディボの処分は重いものの、W杯史上、最も厳しい処分というわけではない。2014年ブラジル大会において、ウルグアイ代表FWルイス・スアレスがイタリア代表DFジョルジョ・キエリーニにかみついた後、9試合の出場停止処分に加え、4カ月のあらゆるサッカー活動の禁止処分を受けたことがある。