サッカーFIFAワールドカップ2026(W杯)北中米大会でベスト4入りしたアルゼンチン代表リオネル・スカローニ監督が14日(日本時間15日)、米アトランタでイングランドとの準決勝(15日=日本時間16日)に向けて会見に臨んだ。

イングランドとの準決勝決定後、国内では1982年にアルゼンチンが占領した島々を英国が奪還する約2カ月半の武力衝突、フォークランド紛争になぞらえる声が挙がっている。

アルゼンチン紙クラリンによると、同監督は会見で「イングランド戦の重要性? 選手たちとそれは話さない。サッカーの試合だから。何年も前に起こったことについてどうすることもできない。無意味だ。それは私たちの歴史の一部であり、悲しいことだが、これはただの試合だ」と繰り返した。

さらに「何年も前に起きた出来事への敬意から、過去と混同することはできない。あれはわれわれの歴史において非常に悲しい出来事であり、われわれにできることはほとんどない。過去との混同はおろかなことだ。今は世界の他の地域でさまざまなことが起こっており、われわれは戦争を批判している。これを単なるサッカーの試合以上のものだというのはおろかなことだ。選手たちに何の責任があるのか? あれは非常に悲しい出来事だったが、これはサッカーなのだ」と熱弁した。

フォークランド諸島で亡くなった人々をしのびつつ「多くの人が苦しみましたが、それを蒸し返すのはおろかなこと。偉大なライバルとの試合。火に油を注ぐつもりはない。選手たちはそれを理解している。ワールドカップの準決勝であり、それだけでも十分だ。われわれは記憶を持っているし、覚えている。しかし、それについて話す必要はない。われわれアルゼンチン人は、あの場所にいた人々、特に愛する人を失った人々のことを忘れてはならない。しかし、過去と混同してはならない」とキッパリと言い切った。

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