女子マラソンで日本歴代9位となる自己記録2時間22分23秒を持つ松田瑞生(23=ダイハツ)が20年東京オリンピックの代表選考会「マラソン・グランドチャンピオンシップ」(19年9月)までマラソンは出場せず、本番に備えることが25日、分かった。仙台市内での閉会式後、MGCの優勝候補と目される「腹筋女王」は、次戦のマラソンについて「もうMGCです」と明らかにした。

来春の兵庫リレーカーニバル、日本選手権などトラックレースには出場を予定するが、マラソンは体の反動も大きいだけに参戦は回避。スピードを高めながら、運命の一戦に万全を期していく。いつものように明るく「そこでは絶対ピークを合わせます。必ず優勝したいと思います」と語った。

松田は初マラソンだった今年1月の大阪国際を2時間22分48秒で優勝。同9月のベルリンでは、さらにタイムを縮め、2時間22分23秒を出したが、20分台も狙っていただけに「めっちゃ悔しかったです」と振り返る。ベルリンの疲労もあって、この日は3区(10・9キロ)で35分28秒と区間7位。本来の力は発揮できなかったが「(不調は)もともと分かってましたからね。練習でのスピードもいつもと全然違ったので」。悲壮感はなかった。

日本選手権では1万メートル2連覇中。2度のマラソン挑戦で2時間22分台を並べている。トラックでもマラソンでも結果を残す23歳は、人に元気を与える走りを目指している。東京五輪の切符をつかめば、多くのファンに元気を届けられる。そのために万全の準備を整えていく。