世界選手権2大会連続決勝進出中のサニブラウン・ハキーム(25=東レ)が10秒15(追い風0・9メートル)で5着となった。パリオリンピック(五輪)の参加標準記録(10秒00)には届かず、切符獲得はお預けとなった。

今季は3月23日のレースで10秒02をマークし、今月13日にも10秒04を記録。今後は5月4、5日の世界リレー(バハマ)での400メートルリレー、同19日に東京・国立競技場で開催されるセイコー・ゴールデングランプリ(GGP)への出場を予定している。

サニブラウンは昨夏の世界選手権(ハンガリー・ブダペスト)で日本勢過去最高の6位入賞。日本陸連の選考基準に基づき、6月30日までに参加標準記録を突破した時点で、五輪代表に内定する。未突破の場合でも、6月下旬の日本選手権(27~30日)の成績や7月2日時点の世界ランキング次第で代表入りが決まる。