8月のU20(20歳未満)世界選手権銀メダルの古賀ジェレミー(順大1年)が、準決勝進出を決めた。
5組第1レーンで追い風0・8メートル条件下で13秒80の組トップとなった。
ハードルの高さ99・0センチのU20規格で日本人初の12秒台の12秒95をマークした逸材。この日、U20よりも高いシニア規格でのレースは「少し不安な部分もあったんですけど、しっかり間に合わせて練習する部分もあったので、そこをうまく出せてよかった」と振り返った。
神奈川・保土ケ谷中出身の古賀にとって今大会の会場となった日産スタジアムは小学生時代に競技に打ち込んだ思い出のある場所でもある。「実はここから陸上が始まった」と語る。
世界でも躍動したルーキーはレース前からまわりの選手に優勝候補と目されたのか。「キングだ!キング!」と連呼されたという。
5月のセイコー・ゴールデングランプリ(GGP)で転倒し、顔から出血。愛知・名古屋アジア大会代表選考を兼ねた6月の日本選手権はハードリングミスにより予選で失格となった。
日本高校記録保持者として鳴り物入りで順大に入学したが、国内ではほろ苦いシーズンを過ごす。
「GGPや日本選手権で失った自信を取り戻せたら」。
地元横浜でのレースに「(小学生の時に)日産の幅跳びのピットのところでドリル練習したことを思い出しながら、(悪い思い出を)全回収をしたい」。
OBである泉谷駿介(住友電工)、村竹ラシッド(JAL)も1年時に同種目を制した日本インカレで頂点を見据えた。
準決勝、決勝は6日に行われる。【泉光太郎】

