バスケットボール男子W杯(沖縄など)開幕が25日に迫る中、日本代表に暗雲が漂ってきた。日本協会は18日、大黒柱で右足首負傷中の渡辺雄太(28=サンズ)が今日19日の国際強化試合スロベニア戦(有明アリーナ)でメンバー外と発表。フランス戦(17日)に続き、W杯前では最後の実戦となる強化試合も欠場することになった。
この日の渡辺は練習会場には姿を見せたが、報道陣に公開された時間帯はタオルを被ってベンチに座り、チームメートのシュート練習を見つめるだけだった。渡辺本人は取材に応じず、予定されていたはずのホーバス監督の取材対応も突然取りやめとなった。
急きょ取材に応じることになった強化トップの東野智弥技術委員長は、渡辺の患部の詳細について「見ていないからよく分からない」としたうえで、別メニュー調整していたと説明。W杯初戦のドイツ戦には「間に合ってほしいと思ってるけど、こればっかりは“生きもの”なので…。明日になって痛くなるときもあるじゃないですか」などと述べるにとどめた。
NBAは選手会との労使協定で、W杯前の代表活動は最大28日と定めている。そのため渡辺の代表合流は他のメンバーより遅れた。体調なども考慮して今月上旬のニュージーランド戦は欠場。それだけに15日のアンゴラ戦からの強化試合3連戦はチームメートとの連携を深める貴重な実戦の場となるはずだった。しかしアンゴラ戦で相手選手と接触し、右足首をひねって途中交代。約12分出場にとどまり、17日のフランス戦も欠場した。仮にW杯初戦に間に合ったとしても、ほぼぶっつけ本番で大舞台に臨むことになった。【奥岡幹浩】

