今回は、B2バンビシャス奈良のオフィシャルダンスチームBamVenusです。「Too much is better」をモットーに、型にはまらない“心からの応援スタイル”でチームを盛り上げています。

B2バンビシャス奈良のオフィシャルダンスチームBamVenus
B2バンビシャス奈良のオフィシャルダンスチームBamVenus

「メンバーみんなが応援と試合を楽しんでほしい」。こう話すのは、ディレクター兼メンバーのMasayo。小学生の頃からNBAマイアミ・ヒートダンサーに憧れ、中学からモダンダンスを始めた。社会人ではXリーグチアを経験した。「メンバーは学生時代にチアやダンスで心身ともに鍛えられた経験者が多い。だからこそ素直な表情や心からの笑顔を引き出したいと思いました」。

2年前に元NFLチャージャーズのチアリーダーにワークショップを依頼した際、応援のスピリッツの大切さを学んだ。ダンスでみせるチームを目指していたが「型にはまった応援ではなく、心からの応援を大事にしよう」と新たなスタイルを決意した。彼女からの言葉「Too much is better(やり過ぎくらいが良い)」が、殻を破る後押しになった。この言葉をモットーに「一緒に応援したいと思ってもらえるチームを作ろうと思いました。みんなの満足度が上がって充実した練習や試合ができています」と話す。

試合に向けては、毎回約1時間のミーティングを実施。前回の課題を振り返り、さらに良くするための目標設定をしている。メンバーが相談しやすい雰囲気作りも忘れない。男子バスケットボール日本代表を応援するAKATSUKI VENUSでも活動するAiからは客席からコートを見るという提案があった。リハーサル前に、メンバー全員で席にも座り、ブースターの目線を確認した。「特にコートエンドの1階席は、チアとの距離がすごく近い。もっと気配りして、ブースターの応援の力を引き出そう。逆に2階席は遠いから、試合前に毎回行う応援練習で行き、ブースター全員を取り込もう」など新たな気づきがあった。

型にはまらない手法でメンバーの良さを引き出すこともある。1月29日の試合は、オープニングパフォーマンスのポジションをジャンケンで決めた。センターに立ったのがルーキーManami。最高の演技を披露し「今回センターで踊れたことをきっかけにチームに貢献できるよう頑張ります!」と笑顔を見せた。

Masayoは「1試合でも多く、チームを勝利に導くよう、熱く応援したいです」と話した。

B2バンビシャス奈良のオフィシャルダンスチームBamVenus
B2バンビシャス奈良のオフィシャルダンスチームBamVenus

◆BamVenus(バンビーナス)2013年創設。メンバー10人とアシスタントスタッフ1人で活動。練習は奈良市内で週2回行っている。試合でのパフォーマンスのほか、県内で地域活動も行う。