泉谷しげる

取材に応じる泉谷しげる
取材に応じる泉谷しげる

天下のアントニオ猪木にケンカを売る生き物がいたとは――毒舌、暴言は歌手の中でも〝天下一品〟の泉谷しげるだ。猪木が参議院議員になる前の年、1988年のこと。北海道の店に偶然居合わせた。目と目が合った。猪木は試合に負けてかなり不機嫌だった。「お前もショーケンもろくなモンじゃねえ」。当時の妻、倍賞美津子の友人ということで、絡まれること1時間。ついにキレた。上記の〝名言〟を吐いたときは、本気で「殺されるかと思った」。だが、猪木は「お前、なかなかいいやつだ」と急に優しくなった。緊張が解けた泉谷は泥酔状態に。最後は、猪木におんぶされホテルの部屋まで送り届けられた。ベッドでなく床に放り投げられていた。

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<芸能・1994年4月14日掲載>