2012年にレスリング界で初めて国民栄誉賞を受賞した女子53キロ級の吉田沙保里選手は13日、後輩の伊調馨選手(ALSOK)が続いたことに「一緒に世界で闘ってきた仲間の受賞を大変うれしく思う」との談話を出した。

 吉田選手はリオデジャネイロ五輪の決勝で惜敗し、4連覇を逃した。伊調選手と同じく2020年東京五輪への挑戦は明言せず、選手兼任でコーチを務め、進路を探っていく。

 伊調選手へ「これからも日本が世界のトップレベルで闘っていけるように、お互いに切磋琢磨(せっさたくま)していこう」とエールを送った。