春の風物詩となっている伝統のボートレース、第86回早慶レガッタが16日、東京・隅田川で行われ、メインの対校エイト(3750メートル)は早大が11分5秒04で慶大に1艇身差をつけて6年ぶりに制した。戦績は早大の45勝40敗、同着1。

 早大は競り合いから抜け出し、慶大を振り切った。強風の中行われた昨年は、波をかぶって沈没。ことしは浸水しないように対策を施した新艇で必勝を期して臨んだ。内田達大主将は「選手生命を懸けてこぎきるという覚悟だった」と感無量の表情だった。

 慶大の内田優志主将は「早稲田さんのスピードに負けた。悔しさでいっぱい」と唇をかんだ。