4日に世界ランキング11位のラグビー日本代表とのテストマッチを控える同3位のオーストラリア代表が3日、横浜市の日産スタジアムで前日練習を行った。

 約1時間調整して、報道陣には15分の走り込みやパス回しなどが公開された。練習後、フランカーのマイケル・フーパー主将(26)は「日本はボール争奪で積極的にくるため、明日はフィジカル(筋力や肉体)が強く求められる試合になると思う。これまで機能している部分を発揮して有効的に戦いたい」と意気込んだ。

 グラウンドに巨大スピーカーを置いて、大音量の洋楽を流しながら連係確認をする場面もあった。試合を想定し、大歓声の中でもコミュニケーションを図り、冷静にプレーするための対策という。

 先月21日には王者、ニュージーランドを破って勢いもある。先発メンバー15人の総キャップ数は640(平均42・7)とガチンコだ。フーパー主将はFB松島幸太朗(24=サントリー)やフランカーのリーチ・マイケル主将(29=東芝)らを警戒したが「自分たちのベストなラグビーをするだけ。よい準備は出来ている」と自信をのぞかせ、さらに「この時期に(W杯決勝会場でもある)この場所で戦えるのは本当にラッキー」と2年後の決勝の舞台を見据えていた。