東海大仰星(大阪第2)が2大会ぶり5度目の優勝を果たした。大阪桐蔭(大阪第1)との19大会ぶり戦後2度目の大阪勢対決を27-20で制した。前半は10-17とリードされたが、同点で迎えた後半23分にWTB河瀬諒介(3年)がこの日2本目となる決勝トライ。大工大高(現常翔学園)時代に花園を制した元日本代表FWの父泰治氏(摂南大監督)と親子で頂点に立った。

 77年度に大工大高の初優勝に貢献した河瀬の父泰治氏はスタンドから見守り「優勝した時の特別な気持ちをよく覚えている。本人も同じ気持ちなんだろうな」と思いをはせた。前日7日の練習で湯浅監督から厳しい指摘を受けた報道を目にした。この日朝に無料通信アプリ「ライン」で「しっかりと無心になれ」とメッセージを送った。自らが活躍した明大ではなく早大に進む息子へ「大学は大学でそんなに甘くない。鍛えてもらえればいい」とエールを送った。