16年リオデジャネイロ五輪(オリンピック)競泳女子200メートル平泳ぎ金メダルの金藤理絵(29=Jaked)が16日、岐阜県庁で引退会見を行い、昨年結婚していたことを明かした。お相手は東海大水泳部の先輩で「去年婚姻届を出しました。それ(結婚)と引退は関係ないです」。7日に日本水連に引退届を提出しており「中途半端ではなくそろそろ答えを出すタイミングと思った。すっきりすると思ったが、寂しい気持ちもあります」。

 今後は選手登録をしていた岐阜県内で月1、2回の水泳教室など子供たちに競技の楽しさを教えていく。思い出のレースにはリオ五輪選考だった16年4月の日本選手権決勝を挙げて「私の中でベストレース。純粋に応援してもらえて幸せものだなと思った」と振り返った。12年ロンドン五輪落選を乗り越えた金メダリストは時折、目に涙を浮かべて、現役に別れを告げた。