アメリカンフットボールの関学大と日大の定期戦での悪質タックル問題で、反則行為を受けた関学大2年生QBの父である奥野康俊氏(52)は31日、日大の内田正人前監督と井上奨前コーチについて、傷害容疑の告訴状を警視庁調布署に提出した。
奥野氏はこの日の夕、自身のフェイスブックを更新し、告訴について、報告した。内容は以下の通り。
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5月31日、宮川選手を除く、内田前監督、井上前コーチの2人に対する告訴状を提出いたしました。
また、告訴状の提出にあわせて、昨日時点で集まった嘆願書6348通(4万を超えるネットによる嘆願書とは別)を調布警察において受理頂きました。
日本大学におかれては、代表である理事長の会見を希望するとともに、第三者委員会は形骸化したものではなく、公正かつ真摯(しんし)な調査の上、きちんと事実を解明して頂く事を望みます。
また、世論に対しても、納得のできる説明をして頂きたいと思います。
そして、日大アメリカンフットボール部の指導者の一掃一新をはかっていただき、学生の自主的な早期解決と新生日大フェニックスの再起を願います。
アメリカンフットボールを愛する子どもたちと日本スポーツ界の未来のために。
今回のように実行した者を除く告訴状の受理は、まれなケースであると思われます。
嘆願書にご協力頂いた皆さんに心から感謝申し上げます。本当にありがとうごさいます。
なお、捜査は継続しており、宮川選手の処分はまだ決まっておりませんので、引き続き嘆願書の受付は続けたいと思います。
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奥野氏は、被害届の被疑者である宮川選手を外し、前監督、前コーチを相手に、告訴状を出し、受理されたことに感謝した。