昨年9月の出産後初の4大大会を戦うセリーナ・ウィリアムズが苦境を迎えた。ミスを連発して第1セットを奪われ、第2セットも最初のゲームをブレークされたが「ファイトしようと思った」。雄たけびを上げて自らを奮い立たせて復活し、観客も味方につけて試合をひっくり返した。

 本調子でなくとも、シード選手に対して勝負強さを見せた4大大会優勝23度の生きる伝説。「かつての自分を超えたい。自分の限界を決めたくないわ」と意欲満々に上位進出を目指す。