ラグビー日本代表選手が多くプレーするトップリーグは来年1月12日に開幕する。ワールドカップ(W杯)での躍進の効果で全15節中、同18、19日に開催の第2節までは、一般先行販売分はほぼ売り切れとなった。全国大学ラグビー選手権も、チケットの売れ行きは好調だという。

日本ラグビー協会は、前回15年のイングランド大会で南アフリカを撃破し国内が盛り上がりながら、ファンを定着させられなかった前回の反省を糧に、「にわかファン」の定着を狙う。

15年W杯後のトップリーグ開幕戦は、一般販売分のチケットは完売も、出場チームに売り渡した「日付なしチケット」分の観客数を読み違え、東京・秩父宮ラグビー場は約半分しか席が埋まらず批判が殺到した。日本ラグビー協会の藪木宏之広報部長は「世界大会が成功したのに国内が盛り上がらないのが一番ダメ。一般のファンに丁寧に対応していく」と説明した。