今季限りでスーパーラグビー(SR)から除外となった日本チームのサンウルブズが8日、東京・秩父宮ラグビー場でメモリアルセレモニー(ファン感謝イベント)を開催した。

終了後、SR初参戦となった16年に初代主将を務めたHO堀江翔太(パナソニック)が報道陣のオンライン取材に応じた。

-サンウルブズの経験が日本の強化に貢献したものは

「海外に出ないと『外国人選手と聞いただけで強い』という印象があった。それがサンウルブズがあったことによって、どの選手が話していたか忘れたんですけど『海外の選手と試合することが普通になってきた』と。いいことやなと思いました」

「個人的には、高いレベルでやり続けられたのは良かったかなと思います。たくさん強い相手はいましたし、特に16年は主将としてきつかったけど、あの時ああしておけば良かった、もっとできた、とか勉強できたかなと思います。フィジカル等で学んだことより、チームとして、どう対応するかなどが勉強になりました」

-外国籍選手とコミュニケーションを取ることによって、ワンチーム、多様性はどう培われたか

「海外の選手と1つになるのは、もともと日本人は得意だと思う。サンウルブズで培われたというより、もともと得意。サンウルブズがなかったとしても、できていたと思う。それよりラグビーの部分も経験の方が大きい」

-SR参戦は今季が最後になる。今後、海外経験を増やしていくには

「もっとレベルの高いリーグに入れればいいんですけど、できなければ個人として行くのがベターかな。松っちゃん(松島幸太朗)がフランスに行ったようにチャレンジしてほしい。日本に残る選手もレベルを下げないように頑張っていくしかないけど、できれば海外にチャレンジしてほしいと思います」

-堀江選手の今後の日本代表への思いは

「今年は全く関わってないですね。2023年に向けては…そんな強い思いはないんですけど、自分の能力的には、W杯に出ても大丈夫なように体づくりはしておきたい。その際、選んでもらえればうれしいですけど、今は自分の能力を上げるためにやっている。どれだけポテンシャルを高められるかですね」