大野均氏サンウルブズで「1人1人が鍛えられた」

今季限りでスーパーラグビー(SR)から除外となった日本チームのサンウルブズが8日、東京・秩父宮ラグビー場でメモリアルセレモニー(ファン感謝イベント)を開催した。

終了後、今年引退した元日本代表ロックの大野均さん(前東芝)が報道陣のオンライン取材に応じた。

-サンウルブズが日本代表の躍進に寄与した部分は

「参戦することで、テストマッチレベルの試合を毎週、コンスタントに経験することができた。南アフリカなど南半球の長距離移動など、タフな経験をすることで選手1人1人が鍛えられたなと。16年にスコットランドと接戦(第1戦13-26、第2戦16-21)ができたのも、そういう経験が生きたのかなと実感してますね」

-フィジカル、スキルやメンタルなど強化された部分は

「1番はメンタル。SRに参戦する前は、世界の強豪との対戦が限られる中、戦う前に不安を抱えてテストマッチに臨んでいた。今は立ち位置が分かった上で臨める。大きい」

-SRから除外となった後、引退した立場として日本協会などに求めたい強化策は

「マッチメークに関しては、昨年まではW杯が行われる日本での試合を経験したいということで各国が組んでくれましたけど、今は躍進した日本代表と試合をしたい、と純粋に手を挙げてくれるようになったと思う。今秋はエイト・ネーションズに参加できる(予定)。うれしいニュースだと思いますし、世界中からのオファーを強化につなげていってほしいと思う。あとは新型コロナ禍でどれだけ移動できるか、という心配はありますけど、強豪クラブチームと対戦することも視野に入れてもいいのかなと思いますね」

-16年の開幕ライオンズ戦を1番の思い出に挙げた理由は

「サンウルブズにとっても自分自身にとっても、テストマッチと違うのは感じていましたし、我々、選手としては短い準備期間の中で本当にいいチームができて。あの時のライオンズの中には、昨年のW杯で優勝した南アフリカのメンバーもいた。そこを相手に恥ずかしくない試合ができたと思う。それが昨年のベスト8につながったのなら、うれしいこと」