世界ランキング9位の大坂なおみ(22=日清食品)が同93位のシェルビー・ロジャース(27=米国)を6-3、6-4で下し、2年ぶりの4強進出を決めた。
これまで0勝3敗だったロジャースを破り、試合後のオンコートインタビューでは「これまでロジャースに勝っていなかったから、彼女の方が優位かなとは思っていた。少しはリベンジできたかな。前向きな姿勢でプレーできたことが良かった」とコメントした。
大坂は今大会1回戦からすべてセンターコートでの試合。4大大会の同一大会で、日本女子が5度のセンターコートに出場したのは、自身が19年全豪で記録しただけ。ただ、全豪時は2、3回戦が他のコートで、5試合連続となると初めての快挙。そのセンターコートで見事に5連勝した。
準決勝では同41位のジェニファー・ブレイディ(25=米国)と対戦する。
大 坂 | 2 | 6-3 6-4 - | 0 | ロジャース |
※センターコート夜の部の第1試合
第2セット
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | T | 計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
大 坂 | ○ | ★ | ○ | ○ | ○ | ○ | 6 | |||||||
ロジャ | ○ | ○ | ○ | ○ | 4 |
○はキープ、★はブレーク、Tはタイブレーク
▼第10ゲーム 大坂のサーブ 大坂のサービング・フォー・ザ・マッチ。大坂がファーストを決めた攻撃からオープンコートへフォアのウイナーを決め15-0。大坂がファーストをセンターへ決めて30-0。大坂がワイドへ7本目のエースを決め40-0。ロジャースのフォアがネットにかかり、大坂がキープして第2セットも連取。2年ぶりの4強進出を決めた。
試合時間は1時間19分。エースは大坂7本、ロジャース3本。ファーストの確率は大坂48%、ロジャース61%。ファーストのポイント獲得率は大坂83%、ロジャース66%。ウイナーは大坂24本、ロジャース23本。凡ミスは大坂8本、ロジャース27本
▼第9ゲーム ロジャースのサーブ ロジャースがドライブボレーをミスし0-15。ロジャースが3本目のエースをセンターに決め15オール。ロジャースの深いショットを大坂が返せず30-15。大坂のフォアのクロスをロジャースが返せず30オール。ロジャースのファーストがワイドに決まり、オープンコートへバックのウイナーを決めて40-30。大坂のバックを狙ったファーストが決まり、ロジャースがキープ
▼第8ゲーム 大坂のサーブ 大坂が圧倒し、最後はドロップショットを拾いアングルショットを鮮やかに決め、ラブゲームでキープ
▼第7ゲーム ロジャースのサーブ 15オールから大坂がフォアのリターンエースを決めて15-30。ロジャースがフォアのダウンザラインのウイナーを決め30オール。ロジャースがラリーを優位に進め40-30。ロジャースがファーストを大坂のバックに決めてキープ
▼第6ゲーム 大坂のサーブ 大坂がファーストをセンターへ決め15-0。さらに強烈なファーストからフォアのウイナーを決め30-0。ラリーから大坂のバックのクロスがアウトし30-15。大坂の強烈なフォアのクロスをロジャースが返せず40-15。ロジャースがセカンドをバックでたたくがネットにかかり、大坂がキープ
▼第5ゲーム ロジャースのサーブ ロジャースが2本目のダブルフォールトで0-15も、ネットプレーを決めて15オール。ロジャースがワイドに振った攻撃からのウイナーを決め30-15。連続してフォアのウイナーをロジャースが決め40-15。大坂がフォアのウイナーを外側からダウンザラインに鮮やかに決めて40-30。大坂がファーストを返せず、ロジャースがキープ
▼第4ゲーム 大坂のサーブ 大坂が6本目のエースをワイドに決め15-0。次もファーストを決めて30-0。バックを攻められ体勢を崩しながらも、ロジャースのドライブボレーをフォアのウイナーで返して40-0。大坂が圧倒しラブゲームでキープ
▼第3ゲーム ロジャースのサーブ ロブもまじえた長いラリーからロジャースのフォアの逆クロスがウイナーとなり15-0。さらにロジャースのバックのダウンザラインがウイナーとなり30-0。30-15からロジャースのフォアがネットにかかり30オール。セカンドを強打した大坂のフォアのリターンをロジャースが返せず、大坂にブレークポイント。ラリーから大坂のバックがネットにかかりジュース。ロジャースのバックがアウトし、大坂に再びブレークポイント。ラリーに競り勝った大坂がブレーク
▼第2ゲーム 大坂のサーブ 大坂のバックがアウトし0-15も、ファーストを決め15オール。さらにフォアのダウンザラインがウイナーとなり30-15と逆転。大坂のバックがアウトし30オール。ロジャースがセカンドをバックでたたくが、ネットにかかり40-30。ロジャースのリターンミスで大坂がキープ
▼第1ゲーム ロジャースのサーブ ロジャースのスマッシュミスで0-15。長いラリーからロジャースがバックのダウンザラインのウイナーで15オール。ともにウイナーの応酬で30オール。大坂のフォアがネットにかかり40-30とリード。大坂のフォアのクロスがアウトし、ロジャースがキープ
第1セット
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | T | 計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
大 坂 | ○ | ○ | ○ | ★ | ★ | ○ | 6 | |||||||
ロジャ | ○ | ○ | ★ | 3 |
○はキープ、★はブレーク、Tはタイブレーク
▼第9ゲーム 大坂のサーブ 大坂が4本目のエースを決めるが、ロジャースもリターンエースを決め15オール。大坂が5本目のエースをセンターに決め30-15。ロジャースがセカンドを強打しリターンエースで30オール。大坂がネットインしたボールを強打。ロジャースが返せずセットポイント。大坂がセカンドをセンターに決めてロジャースの体勢を崩した攻撃からポイントを奪ってキープ。大坂が第1セットを先取。ファーストの確率は大坂46%、ロジャース61%。エースは大坂5本、ロジャース2本。ウイナーは大坂13本、ロジャース13本。凡ミスは大坂5本、ロジャース16本
▼第8ゲーム ロジャースのサーブ ロジャースがダブルフォールトで0-15。ロジャースのバックがネットにかかり0-30。大坂のバックのダウンザラインがウイナーとなり、トリプルのブレークポイント。長いラリーから大坂がフォアのクロスのウイナーを決め、ラブゲームでブレーク
▼第7ゲーム 大坂のサーブ ロジャースがリターンエースを決めファーストポイントも、大坂が力強いファーストを決めて15オール。長いラリーを大坂が制し30-15。大坂のフォアのクロスがウイナーとなり40-15。ロジャースがリターンエースをダウンザラインに決めて40-30。ウイナーはここまでともに9本。大坂が初のダブルフォールトでジュース。ロジャースがリターンから押し気味にラリーを進め、スマッシュを決めてブレークポイント。ロジャースがセカンドを回り込んで強烈なフォアのリターンエースを決め、すぐさまブレークバック
▼第6ゲーム ロジャースのサーブ ロジャースがフォアのストレートのウイナーで30-0。ロジャースの連続ミスで30オール。ロジャースのフォアがネットにかかり、大坂に初のブレークポイント。ロジャースがバックのクロスのウイナーでしのぎ、ジュース。ロジャースがボディーサーブを決めた攻撃からアドバンテージも、ロジャースのバックがネットにかかり再びジュース。3度目のジュースでロジャースが連続ミスし、大坂がブレーク
▼第5ゲーム 大坂のサーブ 大坂が圧倒し3ポイント連取して40-0とリード。ラリーに競り勝った大坂がラブゲームでキープ。ここまで大坂はサービスゲームで2ポイントしか落としていない
▼第4ゲーム ロジャースのサーブ ラリーに競り勝った大坂が0-30とリード。大坂のバックがアウトし15-30。大坂のフォアがネットにかかり30オール。ロジャースが1本目のエースをセンターに決め40-30。ロジャースのバックのストレートがアウトしジュース。サーブが冴えたロジャースがキープ
▼第3ゲーム 大坂のサーブ 大坂がドロップショットを拾い、オープンコートを作ってフォアのウイナー。大坂の連続エースで40-0。大坂のセカンドをロジャースがフォアで強打したが、アウトして大坂がキープ
▼第2ゲーム ロジャースのサーブ ロジャースの甘いリターンを大坂がフォアのウイナーでファーストポイント。ロジャースのセカンドを大坂が返せず15オール。大坂のバックの深いショットをロジャースが返せず30オール。ロジャースのフォアのアングルショットがウイナーとなり40-30。見事なショットに大坂は拍手。左右に振ったショットからフォアのウイナーを決め、ロジャースがキープ
▼第1ゲーム 大坂のサーブ 大坂は対戦成績が0勝3敗となっていることをオンコートインタビューで問われ「ずいぶん前の事(3年前)なので今日は違う。ベストを尽くす」とコメントした。
大坂は左足にテーピング。大坂のフォアのダウンザラインが2度ネットにかかり15-30。大坂のバックの逆クロスがウイナーとなり30オールと挽回。大坂のダウンザラインをロジャースが返せず40-30。大坂が1本目のエースを決めてキープ