市長の珍アドバイスに、W杯戦士もタジタジ!? ラグビーのトップリーグ(TL)、NTTドコモの19年W杯日本代表ビンピー・ファンデルバルト(31)が25日、大阪市役所で行われた同市との連携協定書調印式に出席した。

スポーツ教室の開催など、地域社会の発展を目指して従来以上に手を組むことになり、大阪市側は松井一郎市長(56)が出迎えた。

「にわかファン」という松井市長は「なかなかのナイスガイ! モテてるんでしょうね」とファンデルバルトの第一印象を語り、冗談交じりにこう続けた。

「有名になったから、ぜひ気をつけてほしい。社会道徳的なね…。週刊誌にバレると…」

これには南アフリカ出身のファンデルバルトも笑みを浮かべて「奥さんにも見られているので気をつけます」。昨年8月には第1子となる長女ミンカちゃんが誕生。さらには話の流れで「12月に2人目が生まれます。女の子です」と優しいパパの一面をのぞかせた。

新シーズンは21年1月の開幕を予定。松井市長は「せっかくのラグビーブームなのに(新型コロナウイルスの影響で20年シーズンの)試合ができないのは残念」と語り、NTTドコモに大きな期待を寄せた。

「チームに期待するのは…。『優勝してよ!』っていう期待ですよね。優勝して、ぜひ御堂筋でパレードをやってもらいたい。今の子どもたちの励みにもなるので、ぜひ!」

6試合で打ち切りとなった20年シーズンは16チーム中15位。ファンデルバルトは「今季はトップ8」と現実的な目標を掲げた上で「松井市長が『優勝してよ!』と言っている。もちろん、そこを狙いにいく」と力強く言い切った。【松本航】