「東京フロッグキングス」(北島康介GM)の大橋悠依(25=イトマン東進)が、ライバルに先勝した。

「ロンドンロアー」のシドニー・ピックレム(23=カナダ)と競り合いを展開。世界選手権メダリスト同士で競い合う形となったが、最後までトップを譲らないで2分5秒26でフィニッシュ。自身が持つ日本記録に0秒16差に迫る好タイム。かえる軍団初戦でポイントゲッターとなった25歳は、中4日となったこの日も高いレベルの泳ぎを見せた。

「全体的にレベルが上がっていた。もう少し点(ボーナス点)がとれれば、よかったが、とるべきところでとれたことはよかった。自分の仕事を果たしたい」と表情を引き締めた。

大橋にとって、ピックレムは東京オリンピック(五輪)でメダルを争う相手になる。世界選手権の同種目は、17年に大橋が銀メダル、19年はピックレムが銅メダルを獲得。ともに、「鉄の女」こと世界記録保持者カティンカ・ホッスー(ハンガリー)を追いかける存在でもある。

かえる軍団が予選リーグ第5戦の第1日を終えて、214・5点の3位につけた。トップは「ロンドンロアー」(英国ロンドン)の283・5点、2位は「LAカレント」(米国ロサンゼルス)の218・0点。4位は「DCトライデント」(米国ワシントン)の163・0点となった。予選リーグ第5戦最終日は、日本時間の31日午後8時から行われる。

ISLは短水路(25メートルプール)で行われて、世界各地の10チームが参加。各レースの順位ごとに得点が設定されており、団体戦でチーム総得点を競い合う。