ラグビー7人制の代表候補同士の紅白戦が29日、埼玉・熊谷ラグビー場で行われた。16年リオデジャネイロ・オリンピック(五輪)4位の男子代表はこの日、約10カ月ぶりの実戦となった。国内で観客を入れて試合をすることは珍しく、この日の紅白戦2試合は五輪3次選考を兼ねた。

男子代表候補の本村直樹(28=ホンダ)が、紅白戦2試合で5トライを決めた。「青組」で出場し、1試合目の前半5分にキックパスを受けて中央にトライ。その後もトライを量産し、存在感を示した。青組は紅組に38-14、12-22で1勝1敗。筑波大出身で7人制を引退した福岡堅樹の同期は「約1年ぶりにお客さんの前でユニホームを着て緊張した。『本村がいると安心する』と言われるような選手になりたい」。7人制女子と15人制女子も紅白戦を行った。