第100回を迎える全国高校ラグビー大会(27日開幕、大阪・花園ラグビー場)の組み合わせ抽選会が5日、大阪市内で行われた。無観客開催となる今大会には、史上最多63校が出場。シード8校のうち、東海大大阪仰星(大阪第1)以外の7校が1回戦から登場することになった。

この日決まった各ブロック(3回戦まで)の勢力図は以下の通り。

◆第1ブロック(抽選番号1~7)

シード校は2月の近畿大会を制した東海大大阪仰星。同校は初戦となる2回戦で佐賀工-大津緑洋(山口)の勝者と対戦するため、シード経験は豊富ながら、勢いに乗った相手との戦いになる。同ブロックでは長崎北陽台も力がある。

◆第2ブロック(抽選番号8~15)

シード校は2月の近畿大会で準優勝した京都成章。1回戦では米子工(鳥取)と対戦し、勝ち進めば2回戦で伝統校の早実(東京第2)-熊本西の勝者、3回戦では尾道(広島)などと対戦の可能性がある。京都成章を中心に、戦いが展開されていくとみられる。

◆第3ブロック(抽選番号16~23)

2月の九州大会を制した東福岡(福岡第1)がシード校。1回戦で戦う長崎南山(九州ブロック)はブロック代表決定戦で力をつけている。勝ち上がれば、2回戦で筑紫(福岡第2)との同県対決の可能性がある。30大会連続出場の石見智翠館(島根)も8強進出を目指す。

◆第4ブロック(抽選番号24~31)

2連覇を目指すシード校の桐蔭学園(神奈川)と、全国制覇の経験を持つ茗渓学園(茨城)の好カードが実現。常連校の日本航空石川も控え、黒沢尻北(岩手、東北ブロック)、仙台育英(宮城)、青森山田と東北勢がそろった。桐蔭学園を他校が追う展開になる。

◆第5ブロック(抽選番号32~39)

シード校は大阪朝高(大阪第2)。西陵(愛知第2)、秋田工の伝統校などがそろった。大阪朝高が頭一つ抜けているとみられ、他校がその背中を追う。

◆第6ブロック(抽選番号40~47)

最激戦区といえるブロック。前回準優勝でシード校の御所実(奈良)は、近畿ブロックで京都工学院や天理(奈良)を破った、同ブロック代表の報徳学園(兵庫)と初戦で激突。ノーシードながら力を持つ国学院栃木、東海大相模(神奈川、関東ブロック)、光泉カトリック(滋賀)などと8強を争う。

◆第7ブロック(抽選番号48~55)

シード校は2月の関東大会で4強に入った目黒学院(東京第1)。常連校の中部大春日丘(愛知第1)とともに、ブロックを引っ張っていく存在となる。

◆第8ブロック(抽選番号56~63)

シード校は関西学院(兵庫)。2回戦では流通経大柏(千葉)、3回戦では常翔学園(大阪第3)などと対戦の可能性があり、強豪校がそろった。ノーシードながら、常翔学園は仕上がりに自信を持っている。札幌山の手(南北海道)や日川(山梨)など、花園経験豊富な学校も名を連ねた。