ノルディックスキー・ジャンプHTB杯(30日)の公式練習が29日、札幌・大倉山ジャンプ競技場で行われた。葛西紀明(48=土屋ホーム)は降雪で1回のみとなった試技で125・5メートルをマーク。年明け初戦に「出る試合は勝ちたい。ワールドカップ(W杯)メンバーはいないけど、国内でしっかりやってるぞって」とレジェンド健在を示す大飛躍を誓った。
昨年末にスイス・エンゲルベルクでのW杯下部大会のコンチネンタル杯に個人参加した。32、35位で2戦とも2回目に進めなかった。「緊張して変な動きをしちゃって、『何やってんだよ俺』って心の中で怒った」。その後はスロベニア・プラニツァで所属先のリヒャルト・シャラートコーチとの練習で助走姿勢の改善に取り組んだ。
気持ちは前向きだ。今季のW杯出場は厳しい状況になったが、国内大会へ気持ちを切り替えている。30日は長女璃乃ちゃんの5歳の誕生日。9日の帰国後、長野での隔離期間中はランニングなどをし、息抜きにウクレレも練習。「ハッピーバースデー」や「おどるポンポコリン」などを愛娘のためにマスターした。過去5度優勝経験のあるHTB杯での勇姿もプレゼントに加えたい。【保坂果那】


