フィギュアスケートの世界国別対抗戦16日、丸善インテックアリーナ大阪で第2日を迎えた。
6カ国対抗で2年に1度開催される団体戦は、20-21年シーズンの最終戦。過去の大会でも選手は普段と違った雰囲気を味わい、さまざまな言葉で感情を表現してきた。
日刊スポーツでは「シーズンファイナル~喜怒哀楽~」と題して今大会中、選手が口にした思いを随時更新する。
◆男子フリー
羽生結弦(ANA)
「ここ2試合の間でトリプルアクセルがあまりにもうまく決まらなくて、すごくショックを受けていたというか、悔しかったというか。トリプルアクセルというジャンプに『申し訳ないな』という気持ちでいました。スムーズに軸に入って、高さもある、いいジャンプだったと思います。今できる、ベストのトリプルアクセルだったと思います」
※193・76点の2位。最終盤のトリプルアクセル(3回転半)成功について問われて
宇野昌磨(トヨタ自動車)
「日本にはたくさんうまい選手がいます。その選手が出る方が、間違いなく優勝につながった。本当に皆さんに申し訳ない。今できることは応援すること。明日もですし、この後にゆづくん(羽生)の演技も待っています。心から全力で、応援したいと思います」
※164・96点の6位。演技後のチームメートとのやりとりを問われて
ネーサン・チェン(米国)
「毎回勝つことはできない。それに慣れることもできない。五輪シーズンへ、みんながさらに強くなってくる。自分もそれに追いついていきたい」
※世界選手権3連覇中の王者は203・24点で1位。心境を問われて
◆アイスダンス・フリーダンス(FD)
小松原美里(倉敷FSC)
「この大会は本当にこんな難しい状況で開いてくださって、守っていただいて、滑れたことで次につながる収穫が得られた。心から感謝しています」
※目標の100点を上回る100・82点で5位。演技後に感想を問われて
小松原尊(倉敷FSC)
「この時期にみんなと一緒に、日本の皆様の前で演技ができるのはとても幸せでした。ベストな演技ではなかったが、今日のすごく小さな失敗がいい勉強になりました」
※演技後に感想を問われて
ジャンルック・ベーカー(米国)
「日本は全てが大好き。いつも6~7月に『今年はどのグランプリシリーズに出るんだろう。できれば日本が良いな』って思っているんです。今回が6回目の来日で、大阪は2回目かな? 毎回、素晴らしいと思っています」
※110・16点で3位。日本での演技を振り返って
◆ペアショートプログラム(SP)
三浦璃来(木下グループ)
「今回は(観客が)声援を送ったらダメなんですよね? 手拍子だけなんですが、皆様の温かみを感じて、落ち着いて演技をすることができました」
※自己ベストの65・82点で3位。19年12月の全日本選手権以来となる日本での演技の感想を問われて
木原龍一(木下グループ)
「去年、コロナの影響で(カナダから)日本に帰られなかった。その時にコーチから『ツイストやリフトは才能かもしれないけれど、スピンは努力だ』って言われました」
※完成度が高まるスピンについて問われて
マッテオ・グアリゼ(イタリア)
「2倍良かったです。ファンが居る。そして日本のファンだから特別ですよね。すごく静かなのに、終わった後に盛り上がるのが素晴らしいです」
※デラモニカとのペアで66・09点の2位。演技の感想を問われて
アレクサンドル・ガリアモフ(ロシア)
「私はとても、おすしが好きですが、ホテルから出られない。朝食で出るかなと期待していたが、残念ながらまだ出ていない。他の料理も試していて、とてもおいしいです」
※ミシナとのペアで73・77点の1位。好物のすしについて問われて