全日本柔道連盟(全柔連)は29日、オンラインで評議員会と臨時理事会を開き、84年ロサンゼルス五輪柔道男子無差別級金メダルの山下泰裕会長(64)の再選が満場一致で決まった。
任期は2年で3期目に入り、日本オリンピック委員会(JOC)会長との兼任を継続する。
山下会長は今年2月、全柔連の前事務局長による職員へのパワーハラスメント疑惑の対応を巡り、会長職の辞意を示唆する発言をしていた。この日の記者会見では「責任を投げ出すのは無責任。柔道に育てて頂いた人間として、腹をくくり、多くの方の力を借りて尽くそうとの思いで引き受けた」と決意表明した。
自身が大切にするリーダー像に関して「一緒に働く人から信頼される」「現場を大事にする」「責任を持って物事を決める」「多くの人を引きつける魅力」などを挙げ、より一層の精進を誓った。
多くの重責を担う金メダリストは今後の「世代交代」や「新陳代謝」も重要と強調し、日本フェンシング協会の新会長にタレント武井壮(48)が就任したことについても言及。「正直驚いた。多様性の中でこの驚きは、私の考えを柔軟にさせてくれる。いい驚きであり、ぜひとも早くお会いしたい」と呼び掛けた。


