全仏13度の優勝を誇る赤土の王者ラファエル・ナダル(35=スペイン)と、世界王者ノバク・ジョコビッチ(35=セルビア)の世界が注目するライバル対決が、早くも準々決勝で実現だ。ナダルは4回戦で、世界9位のオジェアリアシム(カナダ)に大苦戦。フルセット4時間21分の激闘の末、3-6、6-3、6-2、3-6、6-3で勝ち、ベスト8に進出した。ナダルは「本当に手ごわい相手だった。大切な勝利だった」と、何度もこぶしを突き上げた。

ジョコビッチは、対照的に、同16位のシュワルツマン(アルゼンチン)にストレート勝ちで快勝。ナダルが、5位に世界ランキングを落としているため、ドロー運で、準々決勝での対戦となってしまった。

2人が4大大会の準々決勝より前の回戦で対戦するのは、15年全仏準々決勝以来だ。当時も、今回と世界ランクが似通っており、ジョコビッチが1位で、ナダルは7位だった。その時は、ジョコビッチがストレートでナダルに勝っている。

両者の初対戦は06年全仏準々決勝で、ナダルが2セット先取したところで、ジョコビッチが棄権した。それ以来、ラケットを交えること58回。ジョコビッチが30勝28敗とリードした対戦は、21年全仏準決勝以来1年ぶりとなる。

ナダルは「彼は(前哨戦の)ローマで優勝して、ここに来た。私は(けがもあり)理想的な形ではなくパリ入りした」と、状態の違いを説明。しかし「ここは自分の庭だ。間違いなく最後までファイトする」と、自身の持つ記録、4大大会最多22度目の優勝と、全仏14度目の優勝に向け、最大の関門に挑む。

◆全仏オープンテニスは、5月22日から6月5日まで、WOWOWで全日生放送。WOWOWオンデマンドとテニスワールドでライブ配信される。