ラグビーの日本代表候補で編成された「エマージング・ブロッサムズ」が、11日の慈善試合で「トンガ・サムライフィフティーン」と対戦(東京・秩父宮)する。海底火山の大規模噴火と津波被害にあったトンガの復興を支援するための試合で、9日に先発メンバーが発表になった。
エマージング・ブロッサムズは、先発NO8にフィジー出身のセル・ホゼ(31=花園近鉄ライナーズ)が入った。2年前に国籍取得申請が認められて日本国籍を取得。7人制の日本代表を支え、昨夏の東京五輪にも出場した実績を持つ。
その経歴は異色だ。16歳まではサッカーでDFとしてプレー。ラグビーを始めたのは17歳から。ニュージーランドの大学を卒業後に来日。197センチ、107キロの体格を生かし、クラブチームの北海道バーバリアンズでの活躍が認められて7人制の代表としてワールドシリーズなど世界大会を経験した。
W杯とは異なり、五輪出場には日本国籍が必要。15人制では代表キャップがないが、23年W杯フランス大会を目指す第1歩となる。
9日、リモートで取材対応したセルは「7人制でしっかりプレーをして次のステージ(15人制)に行きたいと思っていた。まずは11日のトンガ戦に集中して、(日本代表として臨む)次のウルグアイ戦(18日=秩父宮、25日=北九州)につなげたい」と語った。
これまで登録名は「ジョセ」だったが、今月に入って「ホゼ」に変更。その理由を「初めて来日した時、『ジョセ』と周りの皆さんが呼んでくれたので『ジョセ』としてきました。親しみがあって寂しいのですが、生まれ故郷での本来の読み方『ホゼ』に変えて、心機一転、活躍できるよう頑張りたいと思います」と明かしていた。
20年に日本国籍を取得した際に名前をジョセ・セルから「セル・ジョセ」の姓名表記に変えた。
17歳からラグビーを始め、北海道のクラブチームで育った男が、来年のW杯メンバー入りを狙う。
【ラグビー日本代表 今後の日程】
◆6月18日 ウルグアイ代表(東京・秩父宮)
◆同25日 ウルグアイ代表(ミクニワールドスタジアム北九州)
◆7月2日 フランス代表(豊田スタジアム)
◆同9日 フランス代表(国立競技場)


