9月に南アフリカでW杯を控えるラグビー女子7人制日本代表「サクラセブンズ」が27日、15人制女子代表「サクラフィフティーン」の躍進を刺激に変えた。
9月のW杯、8月の「セブンズチャレンジャーシリーズ・チリ大会」に向けて埼玉・熊谷市で合宿中。27日、選手兼コーチの中村知春(34=ナナイロプリズム福岡)は「サクラセブンズの未来が懸かっている。そのプレッシャーを背負える器をどれぐらい広げられるか」と重要な2大会に向けての準備を見据えた。
刺激になるのは15人制の躍進だ。同じく秋にW杯ニュージーランド大会を控える「サクラフィフティーン」は、5月に敵地で格上のオーストラリアから歴史的初勝利。今月24日にも5年ぶりの国内テストマッチで南アフリカを破った。一方、7人制の「サクラセブンズ」は、昨夏の東京五輪(オリンピック)で最下位の12位。中村は「サクラセブンズは客観的に見ても評価が落ちている。結果を出すことが与えられた使命」と隠すことなく言い切った。
15人制の躍進には「うれしいんですよね。(15人制ヘッドコーチの)レスリー(・マッケンジー)さんの信念、思い、そういうのを側で見てきた。誠実さだったり、ラグビーの楽しさを前面で出す。我々がもうちょっと頑張らないといけない部分」と学びがある。今回の合宿では7人制男子日本代表で16年リオデジャネイロ五輪4位入賞の桑水流裕策氏(36)がスポッドコーチを務め、セットプレーの強化などに尽力。経験豊富な中村は、こう誓った。
「今はジャンプするための踏み込み期間。粛々と力をためて、結果を出すことにフォーカスしています」
2022年は女子ラグビーでビッグイベントが重なる年。15人制に負けじと、7人制も燃えている。【松本航】


