ノーシードの雄・大分東明が破壊的なパワーを見せ、初戦を突破した。

開始1分。高松北ボールのラインアウトを奪い、ゴール前に殺到し、NO8ダウナカマカマ・カイサ(3年)が先制トライを決めた。同5分にはWTB浦川直輝(3年)がハイボール奪取に突進し、衝突した高松北WTB片山日葵(ひびき、3年)がタンカで退場する一幕もあった。20トライを量産し、花園高得点記録歴代5位130点で完封勝ちだ。

大分県勢で初の100点ゲーム。だが、CTB浦山丈主将(3年)は「うれしいですけど…」と苦笑い。ハイスコアにはさして、興味がない。白田誠明監督(46)は「高松北さんは最後まで一生懸命だった。ウチも最後までしっかりできた」と言う。この日のテーマは「ベースとクイック」。登録メンバー18人の相手と力量差がある中でも、基本に忠実にフィジカル、スピード両面で圧倒したプロセスに意味がある。

2大会ぶり3度目、ベスト4を目標に掲げる花園を、浦山主将は「リベンジ祭り」と表現した。前回大会優勝の強豪・東海大大阪仰星に春の選抜大会2回戦で7-24、5月のワールドユース決勝トーナメント準決勝で12-64。同じく準優勝の国学院栃木に10月の国体準決勝で10-31。ロック石川東樹(3年)NO8ダウナカマカマ、CTBナブラギ・エロニ(3年)CTB浦山、WTB浦川の高校日本代表候補5人を擁しながら、ノーシードとなった今大会、因縁の両校と同一ブロックに組み込まれた。

30日の2回戦は東海大大阪仰星。敗戦を糧に接点、コンタクトに磨きをかけてきたフィフティーンを率いる白田監督は「いつかは越えないといけない壁。僕はもっと楽なブロックが良かったけど、早い内にベストの状態でぶつかるのはいい。三度目の正直になれば」と期待する。勝てば、3回戦で国学院栃木と対戦する可能性がある。リベンジ祭りの準備は整った。