13大会ぶり38回目出場の北見北斗は10-29で17年に8強進出もある日本航空石川(石川)に敗れ、初戦突破はならなかった。前半2分にSO中嶋優斗(3年)の約40メートルのPGで先制。前半は2点ビハインドで折り返すも、後半に4トライを奪われて突き放された。
最後は自慢のFWで押し込んだ。26点差を付けられて迎えた後半27分。敵陣ゴール前で得たペナルティーのチャンスで、迷わずスクラムを選択した。「体重差があって辛くても、自分たちが(花園に)持ってきたもので勝負した」とNO8荒田悠佑主将(3年)。左中間に作ったラックからつなぎ、CTB藤枝航史(3年)がゴールに飛び込んだ。「格別でした。花園でのトライは」。荒田主将が、かみしめるように、ラストシーンを振り返った。
1950年代に3度の全国準優勝を刻んだ名門が、13年も花園から遠ざかった。進学校化が進み、部員の大半が野球部や卓球部、吹奏楽部などから転部した「初心者」(小野泰章監督=50)。それでも「学校創立100周年での花園」(荒田主将)を目標に着実に力を付け、聖地への帰還を果たした。「もう少し良い景色(勝利)を見たかった」とSO中嶋。101年目の新しい景色の実現は、後輩たちに託された。【中島洋尚】


