バスケットボール女子、Wリーグの新潟アルビレックスBBラビッツはゴールデンウイーク明けから新チームが始動する。伊藤篤司監督(51)は就任2季目を迎える。22-23年シーズンは3勝23敗の14位と6季連続最下位も、3勝を挙げたのは16-17年以来6季ぶりだった。2季目は昨季、届かなかった「シーズン5勝」の目標達成を狙う。チーム浮上に向けた意気込みを聞いた。【構成・斎藤慎一郎】

 

-5人の新戦力が加入した

「各ポジションの選手に集まってもらいました。上位チームと同じような環境でプレーはできないが、そういったデメリットを理解してもらった上で力を発揮できる選手です。想像以上のものを見せてくれると期待しています」

-新たに取り組もうと考えていることは

「私が新潟医療福祉大の教員だからできるメリットを生かしたい。コロナ禍の制限が解除され、大学との連携が本格的にできる。研究が進む女性アスリートの健診サポートなどを取り入れるつもり。練習や筋トレなどでの大学施設利用、大学生との練習試合なども」

-1季目を振り返って

「満足していないが、納得できるシーズンでした。負けた試合でも十分に戦えたクオーターがありました。自分たちの時間帯も作ることができた。ただ勝てそうな試合をものにできなかったことも確か。そこが課題、反省です」

-確立できた戦い方は

「大きな選手がいないので高さに対抗するために速さとボールを動かすことを意識しました。連係から攻撃を仕掛け、外からのシュートで得点する。アシスト、得点とも増えました。一方、同じような身長のチームには有効ではなかった場合もあった。そうなると守備力や個々の力の弱さが出ました」

-新シーズン、重視することは

「まず5勝を超えたい。そのために攻撃、守備ともにもう1段階も、2段階もアップしなければ。それぞれが状況に応じた判断をして、各自が案を出すということは昨季からしてきました。それをより充実させたい」

-地域貢献に積極的だったが

「昨季は延べ500人以上の子どもたちと接した。コーチライセンスを取得した選手もいます。子どもたちと触れ合う機会や選手が指導する場を積極的に設けたい。地域の皆さんに応援したいと思っていただけるチームになるという部分は変わりないです。魅力のあるチームになることが現場ができることですから」

 

◆伊藤篤司(いとう・あつし)1972年(昭47)4月18日生まれ、静岡県出身。京産大卒業後、愛知機械工業でプレー。04年から11年までWリーグ・アイシンAW(現アイシン)のコーチ、14年から5季は実業団の紀陽銀行の監督。02年から04年は米国にコーチ留学も。19年から22年まで新潟医療福祉大の監督を務める。新潟医療福祉大には講師、女子バスケットボール部のディレクターとして籍を置く。