夢への第1歩を踏み出す。

ラグビー日本代表で構成する「JAPAN XV」は8日、東京・秩父宮ラグビー場でオールブラックスXVとの強化試合「リポビタンDチャレンジカップ2023」に臨む。

7日は会場で最終調整。キャップ非対象ながら“代表デビュー”する先発ロックのアマト・ファカタバ(28=リコーブラックラムズ東京)が、W杯フランス大会へアピールを誓った。

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Go big or go home-

トンガで生まれ、幼い頃から耳にしてきたフレーズだ。

「僕は『代表になりたい』と、ずっと夢見てきた。トンガでは『大きな物を目指しなさい。そうでなければ家に帰りなさい』という言い方がある。僕はお家に帰るつもりはありません」

初めはトンガの高校に通っていたが、奨学金をもらってニュージーランドのティマルボーイズ高に編入。同国の南島で楕円(だえん)球を追っていた時、大東文化大の関係者が訪ねてきた。同大学への進学を選んだことが、来日のきっかけだった。

卒業後はリコー(現BR東京)入り。着実なアピールは代表首脳陣に届いた。

「(代表入りは)ハードワークが少し報われた気持ち。少し幸運な感じもある。僕の人生の新しい章が始まったようで、ワクワクしています」

6月の千葉・浦安合宿、7月の宮崎合宿を経て、8日の“代表デビュー戦”では、背番号5を託された。

FW第3列だけでなく、ロックでも力を証明することが、9月のW杯フランス大会メンバー入りへのアピールになる。

「すごくワクワクしています。フィジカルのところを出し、自分の役割を全てしっかりとやる。特別な気持ちです。皆さんが喜んでくれるようなプレーをしたいと思います」

Go big or go home-

ファカタバは前者を選ぶ。【松本航】