2年ぶり8度目出場となった静岡聖光学院の3回戦初進出は、ならなかった。4年連続22度目出場の目黒学院(東京第2)に5-55と大敗。フィジカルの強さとスピードをあわせもつ留学生NO8にハットトリックを許すなど、相手の勢いを止められなかった。2回戦敗退は出場6連続目。目標とした8強入りは、来年以降に持ち越された。
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静岡聖光学院は、立ち上がりから相手に守備突破を許した。前半2分、自陣22メートルライン右中間のラックから左に展開され、ボールを受け取り勢いよく右中間めがけて走った留学生NO8にトライされた。6分後にもNO8に連続トライを献上。守備を修正しきないまま、前半で6トライと突き放され、後半にも3トライを奪われた。
だが静岡代表として、意地の1トライは挙げた。後半20分、敵陣ゴール前のスクラムから右展開させ、初戦4トライを挙げたFB小野沢謙真(3年)が右方向に前進。相手守備につかまったところでNO8斎藤凜太郎(2年)にボールが渡り、そのままゴール右端に飛び込んだ。
就任2年目の松山吾朗監督(46)は試合中、苦戦の中でも全力で戦う選手らを落ち着いた表情で見守った。小野沢は相手マークに苦しんだが、試合直後はやり切ったすがすがしい顔つき。SH藤田豪太郎(3年)はしばらく下を向き、涙して会場を後にした。
3年生はこれで引退となる。悔しい結果となったが初戦では古豪の秋田工を36-15で下し、たしかな爪痕は残した。チームは新体制へと移行し、すでに予選リーグ戦の始まっている県新人大会に向かう。来月14日からの決勝トーナメントで、花園出場校のシードとして1回戦に臨む。


