7月26日のパリオリンピック(五輪)開幕まで、6日で50日前となった。各競技で続々と代表内定選手が発表される中、注目を集めるのが団体球技だ。日本は全7競技で出場権を獲得。自国開催を除けば1932年ロサンゼルス五輪以来、92年ぶりの快挙となる。現時点で五輪切符を得た各競技の注目選手を紹介するとともに、全ての団体球技出場につながった背景をひもとく。
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2大会連続8度目・バスケットボール男子 ジョシュ・ホーキンソン(28=B1SR渋谷)
1年前の沖縄に続き、パリからも日本を熱くする。SR渋谷に移籍した今季リーグ戦は1試合平均17・0得点、8・1リバウンドと安定感を発揮。208センチの長身を生かしてゴール下で奮闘し、同最多1・3ブロックも記録した。シーズン終了後は米国に一時戻った。「短い時間だったけれど、家族と過ごすことができた。個人的にはやっぱり重要な時間になった」。パリ五輪に向けリフレッシュ効果を口にする。
国籍変更枠選手の大先輩にあたるニック・ファジーカスが今季限りで引退。日本バスケに誇りと自信を植え付けた伝道者から、その役目を受け継ぐ。「ファジーカス選手は日本代表躍進の原動力となった。バトンを受け取り、自分にできる方法で日本バスケのレベルを上げていきたい」と自覚する。
世界ランキング26位のホーバスジャパンは、パリ五輪ではベスト8を目標に掲げる。そのためには、昨年のW杯優勝国ドイツ(世界3位)や開催国フランス(同9位)など、強豪とあたる1次リーグ突破が必須。「準備期間が短いからこそ、自分たちの時間を大切にし、突き詰めてゆくことが大事。しっかり準備したい」。ゴール下の番人にぬかりはない。【奥岡幹浩】
◆ジョシュ・ホーキンソン 1995年6月23日、米シアトル生まれ。16歳まで野球とバスケの二刀流。17年に来日し、当時B2のFE名古屋入り。信州を経て23年6月にSR渋谷移籍。同2月に日本国籍を取得した。同年沖縄W杯日本代表。208センチ、104キロ。
<展望>五輪5連覇を目指す米国が大本命。ジェームズ(レイカーズ)やカリー(ウォリアーズ)、デュラント(サンズ)らNBAのスター選手がそろう。昨夏のW杯優勝のドイツは五輪初のメダルを狙う。W杯準優勝のセルビアはヨキッチ(ナゲッツ)が出場すれば戦力がさらに向上しそうだ。


