決勝で敗れた道路建設ペリグリンから、FW黒須若菜(25)が大会のベスト6に選ばれた。

「チームに流れを持ってくるという私らしいプレーで貢献できたと思うのでよかったです」と振り返った。

昨年2月のミラノ・コルティナ五輪最終予選では日本代表の出場権獲得に貢献しながら、今年2月の本大会でメンバーから外れた。切符をつかんだときに着ていたスマイルジャパンのユニホームを、テレビ画面で見た。「うーん、でもなんか正直“無”って感じです」。悔しさをかみ殺す感じでもなく、黒須は素直にそう言った。「自分の中ではこれで落ちるんだったらしょうがないっていうくらい積み重ねてきてたので、逆になんかすがすがしいぐらいの気持ちでした」。強がりではなく、本音だった。

代表組が五輪遠征中の国内大会では、得点を量産した。「ずっといい状態を維持できています」。これまでのアイスホッケー人生は左膝前十字靱帯(じんたい)断裂、右肩の脱臼など、大きなケガとも戦ってきた。だがいまは「この年齢でのびしろがあるって珍しいと思うんですよね」と、五輪出場を逃しても、モチベーション高くプレーを続けている。

だから、今大会前には「ちょっと言葉が適切かわかんないんですけど、(五輪で)私を落としたことを後悔させるくらい目立って活躍したいなと思ってます」と気合を入れていた。決勝で敗れ、チームとして優勝にはたどり着けなかったが、個人賞を獲得。トロフィーを手に、晴れやかな表情の黒須がいた。