松島輝空(19=フリー)戸上隼輔(25=井村屋グループ)組が、同種目日本勢で44年ぶりの決勝進出を逃した。
中国の林詩棟、黄友政組に1-4(13-11、10-12、6-11、9-11、6-11)で逆転負け。第1ゲーム(G)をデュースの末に先取したが、第2G以降は相手の勢いに押された。日本男子で1982年ニューデリー大会金メダルの阿部博幸、小野誠治組以来の準決勝突破とはならなかった。
戸上は「2ゲーム目で取り切れなかったことが響いてしまった。もう少し練習を積み重ねていれば」と反省。全4種目に出場した松島は「コンディションは昨日(26日)のシングルスから悪い状態と分かっていた。体力面も集中力も。ただ、悪い中でも戦わないといけない。昨日はゆっくり休んで、また調整したんですけど、今日は練習の差で負けたかなと思います」と過密日程を言い訳にはしなかった。
2人は団体で60年ぶりに金メダルを獲得。松島は第1試合を落としたものの、最終第5試合で同じ19歳の温瑞博を破った。
28年ロサンゼルス五輪まで2年を切った中で快挙を成し遂げ「自分の中では、今大会は五輪の練習と思っていた。その中で金メダルを取れたのは本当にうれしかった」と収穫を得た様子。一方で本命種目と位置づけていたシングルスは8強敗退にとどまり「体力面は本当にきついと感じた。ここで経験できたのは本当に良かった」と実感を込めた。
団体第3試合で林に敗れた戸上は「自分がもし勝っていれば、と思う瞬間もある」と複雑な心境を吐露。2年後の大舞台へ「優勝したことで、ロスに向けてはメダルを獲得しないといけない責務が生まれた」と自覚を口にした。


