2021年東京オリンピック(五輪)銀メダルの五十嵐カノア(28)が金メダルを獲得した。インドネシア選手との決勝を制し、28年ロサンゼルス五輪の条件付き出場枠も手にした。「オリンピックの枠を取れたことは、夢よりも以上の夢です」と喜んだ。
五十嵐は25日の1回戦で、同じ日本代表でプロ最高峰のチャンピオンシップツアーを戦うオレアリー・コナー(32)に敗れたが、11・77点で3選手中2位。悪天候による中止を挟み、2回戦は不戦勝で勝ち上がった。
28日の3回戦ではオレアリーと再戦。序盤はリードを許したものの、「こんなに小さい波は初めて」という難しい条件の中、空中で1回転する切り札を成功させた。そして29日の決勝を制し、頂点に立った。決勝は、各選手が乗った波のうち得点の高い2本の合計点で争われた。
優勝すればロス五輪出場につながる今大会。現地入りした時から「そのミッションのことだけ考えていた」という。「寝る前に金メダルを持つ想像をして、毎朝起きて、また同じ想像をしていた」と明かした。異なる波の条件に挑み続けた今大会を「今週は難しい大会で、いろいろチャレンジがいっぱいあった」と振り返り、アスリートとしての喜びをかみしめた。
◆サーフィンのロス五輪出場枠 日本サーフィン連盟によると、出場枠は<1>27年8月15日~28年6月15日のWSLチャンピオンシップツアー(CT)のランキング<2>28年ISAワールドサーフィンゲームズ(WSG)の成績<3>アジア大会などの大陸別枠、の順に優先される。<1>と<2>で同じ国の別の2選手が出場資格を満たした場合、1カ国男女各2人までの上限により、アジア大会で得た枠を使用できない可能性がある。26~27年のWSGで団体優勝した国には3枠目が与えられる。


