24年パリオリンピック(五輪)男子100キロ超級5位で元全日本王者の斉藤立(24=JESエレベーター)が3位となり、28年ロサンゼルス五輪代表入りの道がつながった。

準決勝で9月の名古屋アジア大会銀メダル太田彪雅(旭化成)に一本負けで敗れたものの、3位決定戦で手塚春太朗(東海大)に払い腰で一本勝ち。12月5、6日のグランドスラム(GS)東京出場に望みをつなぎ「負けたらロスはないと思っていた。入賞すればつながると思っていた。切り替えや折れない気持ちが大事。3決で勝つか負けるかは全然違う」と大量の汗を拭った。

28年ロサンゼルス五輪代表は、27年世界選手権を制した上で、同12月のグランドスラム(GS)東京で優勝した選手が最速で内定する。現時点で男女各7階級1枠の五輪代表争いは今年10月の世界選手権代表選手が1番手につけ、男子100キロ超級は世界選手権代表の中野寛太がリードしている。

世界選手権に出場していない斉藤は、9日に出場選手が発表される今冬のGS東京に選出された上で優勝したいところ。GS東京への出場の可能性を残し「(準決勝で)負けたけどよく戻ってきた。3決で勝ち切ったのが1つの成長」とうなずいた。

斉藤はパリ五輪の後に首を手術。25年8月に実戦復帰し、同11月の講道館杯を制した。しかし、かねて不安を抱えていた腰も痛め、同12月のグランドスラム東京大会は欠場。今年2月に腰の手術を受け、同9月に全日本実業個人選手権で再復帰していた。

道がつながったロサンゼルス五輪へ「ロスで勝つことが競技人生の集大成。五輪で勝つことは小さい頃からの夢。2年前の悔しさを晴らす場でもある」と思いを込める。さらなる上積みが必要となる今後へ「良さを伸ばすことが、残された時間では大事」と視線を向けた。