ふかわりょうと原田龍二に聞いた 人気商売の業界で長く活躍を続ける秘訣

【番記者裏話】スクープや芸能界の最新情報を求めて現場を駆け回る芸能記者が、取材を通じて感じた思いをつづります。

番記者裏話

佐藤成

ストーリーズ

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6月17日に、通算2030回放送を迎えたTOKYO MXの情報番組「バラいろダンディ」(月~金曜午後8時30分)でMCを務めているふかわりょう(47)と原田龍二(51)を取材する機会があった。2人はともに20年以上、この業界で活躍する。長く続く番組に絡めて、長い間、活躍を続ける秘訣(ひけつ)を聞いた。

まず、なぜ「2030」という中途半端な数字が記念放送回になるのかを説明しなければならない。取材前に「?」が5個くらい浮かんだ。同番組が今春から30分繰り上がった放送時間の20時30分に絡めたものだった。原田から「どう思います?」と逆質問されてしまうほど不思議な、ある意味「MXらしい」取材会だった。

ふかわと原田はともに同局系の「5時に夢中!」でMCを務めていたが、昨年4月から「バラいろダンディ」に2人で引っ越した。「5時に夢中!」で、ふかわは12年から、原田も17年からMCを務めあげ、番組卒業後も、同局系番組に携わり続けている。

原田は「みんな他をみると、民放に赴く時と様子が全然違うんですよね。気軽に(MXに)来ている。ご本人たちも口にしている方もいるし。ぼくなんかもそうなんですけど。よくデーブ(・スペクター)さんがいうんですけど、この緩さは民放にないと。『なんでそれがそこにあるの?』っていうこととかね。デーブさんに関して言うと、オープニングがはじまってから、僕と新井(麻希)さんでちょっとしてからデーブさん入ってくるんですけど、入るタイミングも、よくわかんない。曖昧にしている。決まりはあるんでしょうけど、曖昧な感じで。ぬるっとやるっていうのが、リラックスさせているでしょうね」と同局の良さをあげた。

放送の上で気をつけていることを聞くと、ふかわは「梅沢(富美男)さんは、ひっぱりだこなので、裏番組だけかぶらないように。こないだなんか(アシスタントの)大島由香里さんは普通に出ていたって話…。いろいろあるんですよね」と笑いを交えて明かした。

さらに「どっかでね。バレなきゃいいって。本当にひどい。バレなきゃいいって思っている。バレるっつうの」。原田は「それだけ懐が深いって言うことじゃないですか」と引き取った。

ともに芸人、俳優という軸は持ちながら、MC業、音楽、タレントなどさまざまな分野で活躍する。人気商売のこの業界で、なぜ長続きするのか。ふかわは、「終わったものは終わったものとして気にしないっていう。なんかこう流れているものなので。反省したりもせずに、日々の日替わり定食をおいしく食べようっていう感じですね」。

原田は「抗わないことじゃないですかね。たぶん僕らを左右しているのって運だと思うんですよ、ある種。運の占める割合って大きいなって思うんですよ。そういったものに抗わない。今流れるっていうワードが出ましたけど、まさしくそれで、抗わないことが長くやる秘訣(ひけつ)かもしれない。自分の中で、揺らぐ揺らがないということじゃなくて。自分らしさはちゃんと持つべきだと思うんですけど、自分がこうだからこうしないじゃなくて、柔軟になることが長く続ける秘訣(ひけつ)かもしれない。流されるのではなくうまく流れると。テキトーに流されるっていうのではなくて、うまく自分の意識を持ちながら流れる柔軟さが長く続ける秘訣(ひけつ)かもしれない」と持論を展開した。

これを受けてふかわは「20代は結構抗ってきましたけどね。自分の中で。でも経験して、原田さんがおっしゃったような、抗わないというところに、完全になれたかわからないですけど、自信とか経験とか精神力がないとできないですね」。長い芸能活動の中で、培い、軸となるスタンスはそれぞれあるのだろう。その中で、何事にも抗わない、流れてくるものを楽しむという姿勢も大切になっていくのかもしれない。