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第443回    小倉弘子  
2004.12.12付紙面より

小倉弘子
写真= サバサバした性格はインタビューでもそのままでした。突っ込んだ質問にどこまで答えるのか、こっちがヒヤヒヤでした
(撮影・矢木隆晴)

体育会系174センチも「細心さと感激屋」

 この人の物腰にはなぜか安心感がある。TBSの小倉弘子アナ(30)。長身だからというわけではないだろう。キリッとした言葉遣いや仕草には体育会系のにおいがする。スポーツから報道に転じて2カ月。はた目には順風に見える。が、表面からはうかがいしれない細心さと感激屋の一面が、共感を呼ぶリポートを支えているようだ。


カール・ルイ子

 身長174・3センチ。お茶の間でおなじみのレベルでは最も背の高い女子アナである。活動的な雰囲気を感じさせるキリッとした顔立ちとマッチしている。だが、女心としてはどうだろう。さりげなく身長のことを聞くと「どうぞ! お気になさらず聞いてください」。飾らない下町っ子気質である。

 「小学6年で160センチ超えてましたから。バスの運転手さんに『ちゃんと大人料金払って』と怒られたり。幼稚園から中学卒業まで水泳をやっていたんですが、バレー部の遠征に“ベンチで座っている役”として帯同させられたこともあります。いつあの秘密兵器が出てくるのかと、相手チームを疑心暗鬼にさせる役(笑い)。陸上部に借り出されることもあって、日焼けして背が高いからカール・ルイ子とか呼ばれてました」。

 アナウンサーになってからは「相手から目に留められやすい」という利点もあるという。

 「体の大きなスポーツ選手とのツーショット映像もデコボコにならないし。そのおかげでスポーツ担当アナに起用されたのかもしれないですね」。

 9月末に「ニュースの森」のキャスターに抜てきされ、報道の世界に飛び込んだ。報道番組に携わりたいという入社当時からの夢がかなった形だが、上司から話を受けた時は即答できなかった。

 「午後4時半くらいに会社の喫茶室で部長から話をいただいて。記者やリポーターから勉強するのかと思っていたら、いきなりスタジオのメーン司会だと。機会があるたびに報道志望をアピールしてきたのに、いざとなると『どうしよう』と不安で返事ができなかった。3時間悩み続けて、とうとう喫茶室も閉店。混乱して泣きそうだったんですけど、私も30歳。区切りをつけてもう1度勉強し直すのにも、いいタイミングなのかもしれない。ありがたいチャンスだと思って飛び込みました」。

 アナウンス室でも、女子アナでは唯一「小倉」と苗字で呼び捨てにされているような体育会系キャラクターだが、一方では「ものすごく臆病で小心者」。TBS発行のアナウンサー名鑑では“ノミの心臓なのにキリン並みの身長”と自己紹介している。

 「目をつぶって踏み出す1歩が大きかったりして、度胸があると思われる。外見的イメージとは逆に悩んでとらわれちゃう私の性格について、スタジオで隣にいる池田裕行さんに『朝かんだガムを夜になって思い出してゴミ箱に捨てるタイプ』なんて言われました(笑い)。決断すれば後は悩まずに一直線なんですけどね。この極端な性格を何とかしたいです」。


入社試験で号泣

 感動や躍動感を伝えるスポーツ担当と違い、台風による水害や新潟県中越地震など、いきなり人の生き死ににかかわる出来事と直面した。余震の続く新潟も現地レポートした。炊き出しの人たちに混じって「やっぱり湯気のある食事はいいですよね」。誠実で一生懸命な姿勢に、本音を語ってくれる被災者も多かった。震災前から1人暮らしだった60代の男性は「毎晩通っていたスナックもなくなった。1人が寂しいのは初めてだよ。アンタでいいや」。湯飲みを差し出され、越乃寒梅をともに飲んだ。

 「とにかく自分のボキャブラリーのなさにがく然としました。何と声を掛けたらいいのか、どう話を引き出したらいいのか。お子さんを亡くして合同慰霊祭に出席した方が『火葬した時は自分は作業着。ちゃんと送ってあげられなかった。だから今日はネクタイ締めて…』って。こういう思いをどう伝えたらいいのか、言葉が見つからなかった」。

 自己嫌悪に陥ると、いつの間にか1人反省会を始めている。

 「歩いている時、車の中、どこでも。スタッフによると、私、ブツブツ何か言ってるみたいなんですよ。『〜ですか、じゃないよな』とか言い換えたり。注意されて初めて、ブツブツ言ってたんだなと分かる。画面で読むだけならCGでいいわけで、アナウンサーって、人の生活になくてもいい仕事と思うんです。必要だと思ってもらえるように神経張り巡らせていないとすぐチャンネル替えられちゃう。そうなったら放送局にいる意味がないから、常におびえているというか。必要とされたいという人恋しさからこの仕事をやっているのかもしれません」。

 何事にも思い入れが強く、感激屋だ。それがTBS入社の決め手にもなった。

 アナウンス室の同期に、安住紳一郎、伊藤隆太がいる。日本テレビの長谷川憲司アナも、TBSの試験で一緒だった。最終面接で「最近感動したこと」を聞かれ、面接を重ねる過程で仲良くなった彼らとのあるエピソードが頭に浮かび、突然泣き出してしまった。

 「意気投合した4人のうち途中で長谷川君が落ちた。そうしたら彼は『オレはお前たちに会えて本当にアナウンサーになりたいと思った。お前らが受かるまでオレは応援する』って。その話を最終面接でしたんです。なんていい友達を見つけたんだ、こんないい人が落ちて悲しいと言いながらボロボロに泣いてしまって、社長が『もう分かったから』って(笑い)。大事な場面で取り乱し、不採用だと思って家でまた1人反省会。多分、ブツブツ言ってたんだろうと思います」。

 採用が決まった96年は、筑紫哲也氏がニュース23で「TBSは死んだ」と宣告した年でもある。内定の書類にサインをした日、テレビ画面で担当役員が謝罪会見をしていた。「安住や伊藤と『私たちは前向きにいこうよ』って。安住は熱いやつなんで、泣いて燃えていました」。


毎日寝るか仕事

 同い年の柴田倫世アナ(日本テレビ)は、西武松坂大輔投手との結婚のため今月末に退職する。30歳までに結婚、退社・独立という「女子アナ30歳定年説」をまたもや裏付けることになった。

 「10歳、20歳、30歳となんとなく10年ずつの区切りは誰にもあると思うんですよね。柴田さんの場合は、松坂選手のバックアップという新しい課題を見つけた。私は、ニュースの森という場をいただいたというタイミングでした」。

 30歳を超えると、女子アナ向きの仕事が少なくなる事情もある。

 「確かに、男性アナの方が家族を支える立場として長く仕事ができるようにゆっくり育てられている感じはありますね。女子アナはデビューが早く、実際に家庭に入る人も多い。リアクションのフレッシュさが求められる時はいいけど、そればっかり10年も20年もできない(笑い)。キャリアアップできるような仕事があるかというと、なかなかなかったりして。そういう意味では、私って本当に恵まれてる」。

 尊敬する女子アナは、フジテレビの益田由美アナ。

 「なるほどザ・ワールドとかで楽しいリポートをしながらも、報道番組では人の表情を通して何かを問いかけたり。ああいうスタイルを築くまでどれだけの努力があったのかと思う」。

 男性関係では昨秋、元Jリーガーとのデート現場を写真週刊誌にキャッチされた。「撮られましたねえ! いやー、久々にそんなこと聞かれてヘンな汗出てきた」と苦笑いする。柴田アナのように、将来的な結婚退職のビジョンはないのだろうか。

 「せっかくニュースの森で新しいスタートを切ったので、小倉が出たらチャンネルを替えようって人が増えない限りは、この仕事をやっていきたい。今辞めたらもったいないですよー。結婚って、現実のものとして考えられないというか。大体、今は毎日寝に帰るような状態で、週末はお天気とにらめっこで洗濯機回して」。

 とかいいながら、意表を突いて突然結婚退職とか?

 「ないないない。ぜぇーったい、ないです」。


天気と洗濯心配してばかり

 「NEWS23」キャスター筑紫哲也氏(69) 何事にも積極的で前向きな女性。とにかく何でもやってみようという好奇心が旺盛なんだね。何でも自分で経験したいという積極性、それに加えてあの身長で行動に移すからダイナミズムがある。それと、とにかく天気予報見て洗濯のことばかり気にしていましたね。あんなに洗濯ばかり気にするとは、空いている時間は何をしていたんだか。洗濯のことと飲むこと以外、何を考えていたのかな。


 ◆TBS「ニュースの森」 「JNNニュースコープ」に代わり、90年4月放送開始。初代キャスターは荒川強啓、故久和ひとみさん。女性キャスターは門脇利枝、進藤晶子、小川知子と代わり、現在は池田裕行&小倉弘子のコンビ。月〜金曜、午後5時50分。


 ◆小倉弘子(おぐら・ひろこ) 1974年(昭和49年)9月4日、東京都生まれ。東洋英和女学院大社会科学部卒。97年、TBS入社。「ランク王国」などを経て主にスポーツを担当し、99年9月、25歳で「NEWS23」のスポーツ担当キャスターに抜てき。今年のアテネ五輪では現地レポーターを務めた。今年9月に「ニュースの森」のキャスターに。趣味は食べること。174・3センチ。血液型A。


(取材・梅田恵子)

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