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  〜子どもたちが分からなくなった〜思春期外来は今
 

【第18回】

困難に共感し、安らげる家庭作りを

〜子どもたちが分からなくなった〜思春期外来は今

社会的ひきこもり

 「息子は何が気にいらなくて、ひきこもっているのでしょう。母親が甘やかしたからでしょうか…」。Gさんの家では、夏休み前から次男で中学3年生の息子U君が不登校になり、朝、起こしても起きず、深夜、家族が寝静まるころになると、冷蔵庫の食べ物を食べたり、テレビを見たりしている。いわゆる社会的ひきこもり状態だ。

 ひきこもりの子を持つ親、特に父親の多くは、わが子に対して「早く原因を見つけてなんとかしたい」と、いら立ちを感じるようだ。しかし「原因を見つけることが回復のための絶対に必要なことではありません」とアドバイスするのは、「『ひきこもり』に困ったら…回復のヒントを考えるパンフレット」を作った国立精神・神経センター精神保健研究所(千葉県市川市)の伊藤順一郎医師だ。

 「確かに、何かのストレスやきっかけがあるものですが、いくら尋ねても本人にも分からないことが多い。もしそれを見つけたとしても、それが起こった過去に戻ってそれを変えることはできません。大切なのは今からどうするかです」と伊藤医師は相談に来た親たちにアドバイスする。

 家族にとって、ひきこもりは「甘え」や「怠け」に見えるが、本人は実は「これからどうなるのだろう」「親に見捨てられるかもしれない」と不安と恐怖に苦しんでいる場合が多い。「あふれんばかりの愛情や、叱咤(しった)激励も知らず知らずのうちに本人にとって大きなプレッシャーとなることがあります。またその子のことで家庭のムードが暗くなっている場合などには、人知れず責任を感じている場合が多い」。

 今の子どもの状況の苦しさやつらさを想像し、「あいつもいろいろ苦労しているわけだ」と困難に共感してみることを、伊藤医師はアドバイスする。「夫婦や親子で、責任を押し付けあったりするのは、意味がありません。責任を問うとは、過去を責めることではありません。まず大切なのは、子どもと適度な距離を取り、リラックスし、安心して過ごせる環境を家の中につくることです」。父親が家庭内の緊張を和らげることに協力するようアドバイスしている。

【ジャーナリスト 月崎時央】

「『ひきこもり』に困ったら…回復のヒントを考えるパンフレット」

 伊藤順一郎監修。具体的な対応が分かりやすく解説されている。東京法規出版刊。210円(税込み)、送料180円。問い合わせ(フリーダイヤル)0120・10・2525。
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