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  この病気にこの名医
 

【第19回】

痛みなく、骨折気付かず

この病気にこの名医

糖尿病神経障害(上)

 “国民病”とも呼ばれる糖尿病。その怖い3大合併症は、すでに紹介した糖尿病網膜症、糖尿病腎症と、糖尿病神経障害である。前の2つの合併症は悪化すると失明、人工透析になる。糖尿病神経障害は手足の感覚が鈍くなり、傷を放置しておくと壊疽(えそ)にも結びつく。

 神経障害がどのようなものか、東京逓信病院(東京・千代田区)内分泌代謝内科の宮崎滋部長(57)は、ある患者のケースで分かりやすく話した。

 食品メーカーに勤めるAさん(49)が糖尿病と診断されたのは、体重90キロの肥満体だった33歳のとき。酒が大好きで自ら酒豪を誇示していたとあって、病状悪化はすこぶる早かった。30代後半には眼底出血を繰り返していた。「何度も入院されてますが、入院中は酒は飲まれません。ところが、退院するやいなや“快気祝い”が毎晩続くのです」。

 そんなある日の診療日。Aさんが「靴ずれが治らない」といって足を見せた。異臭が診察室に充満した。宮崎部長が靴ずれのかさぶたを取ると、皮膚だけではなく筋肉も化膿(かのう)し、骨が見える状態だった。壊疽の状態に進んでいたのだ。「神経障害が進むと感覚が極めて鈍くなります。靴ずれも傷みが感じないのでほっておいてしまうケースがあるのです。まさにAさんのケースがそれです」。

 入院2週間目に、宮崎部長はAさんの足の異常な腫れに気付き、レントゲンを撮る。すると、骨折していた。「足を孫の手の背の部分でたたくと気持ちがいいのでたたいていた、と言うんです。痛いという感覚がないので骨折していても気付かず、Aさんは平気で歩いていられたのです」。

 この後、Aさんは腎症を悪化させて人工透析に。ただし、足の切断は免れている。「患者さんは自分だけは大丈夫と思われるようです。でも、合併症は自己管理の程度によって、あくまで平等に現れるのです」。

 ▼足の壊疽 糖尿病の合併症として下肢閉そく性動脈硬化症があり、血管が詰まってしまうと足の場合は壊疽を起こす。つまり、足が腐ってしまうので切断することに−。このほか、神経障害で足に傷をつけ、それが悪化することでも壊疽になる。

【ジャーナリスト 松井宏夫】

◆糖尿病の名医

 ▽船山内科(東京都江東区)船山秀昭院長
 ▽あいそ内科(東京都板橋区)相磯嘉孝院長
 ▽加藤内科クリニック(東京都葛飾区)加藤光敏院長
 ▽伊藤内科小児科クリニック(東京都府中市)伊藤真一院長
 ▽富山医科薬科大学付属病院(富山市)第1内科・小林正教授、山崎勝也助教授
 ▽大津赤十字病院(滋賀県大津市)第2内科・岡本元純部長
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